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貴重な1冊の本
みなさん、こんにちは。

今回は、本についてです。
最近購入した本ではないのですが、何度も読んでしまう本があります。

野口嘉則さんの「僕を支えた母の言葉」という本があります。
「僕を支えた母の言葉」

こちらはYouTubeで動画も見られます。
YouTube

皆さんなりにこの実話の重さ、奥深さを考えてみてはいかがでしょうか。

今回はこれだけです・・・
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社内IT部門のこれからの役割
みなさん、こんにちは。

今回は社内情報システム部門の役割り変遷について考えてみたいと思います。
製造業企業様へのさまざまなテーマをご支援する場合、活動の大きな柱は3つあります。

1.企業内外の環境変化に適合するための業務の仕組みの見直し
2.それを運営するオペレーション力、マネシメント力の向上と意識・取組み姿勢の改革
3.業務を支える情報システムの再構築


朝起床して、仕事や学校へ行く場合を考えてみましょう。あなたは、いつも寝坊をして遅刻を繰返しています。どうも今使用している目覚まし時計が10年以上も前に購入したもので、音や音量が選べず、小さな電子音が鳴るだけ、しかも20秒程度で勝手に停止してしまいます。さらにスヌーズ機能もないため、一度止めてしまったら再通知などしてくれません。これはかなり困った目覚まし時計です。そこであなたは、新しい多機能の目覚まし時計を購入しました。現在対応していない機能は全て実装している目覚まし時計です。これでかなり自信が湧いてきました。あなたはいつも通りの時間に目覚ましが鳴る設定にして就寝します・・・
さて、翌朝あなたが予定通りに起床できる確率はどの程度高くなるのでしょうか?
残念ながらその確率は昨日までよりは高まるでしょうが、それほど高くはないはずです。では何故なのでしょうか?
それはあまりにも「手段」に頼り過ぎているからです。遅刻しないで起床するためにはもちろん目覚まし時計は欠かせないツール(手段)でしょう。しかし、朝寝坊している原因は目覚まし時計の機能が一番重要な要素なのでしょうか。いつも夜更かししている生活習慣(生活形態・仕組み)の問題はどうでしょうか。起床後の身支度の手際の悪さはないでしょうか。身支度に不必要な行動(習慣化したムダやプロセス)はないでしょうか。あるいは「よし、明日は必ず起きるぞっ!」という意識、心構えは強く持っているでしょうか。このように考えてみると、目覚まし時計の機能よりも、その他の点の方が大きな問題の可能性が高いのではないでしょうか。

やや話しがまどろっこしくなりましたが、企業経営も同様ではないでしょうか。よく、新しい情報システムやツールを導入することが目的となっているプロジェクトが存在します。情報システムを刷新したり、新しい機能を有するツールを追加したりすると企業の業績が向上すると思っての取組みですね。これはマスメディアにも問題があると私は考えています。つまり、新しいシステムを導入して在庫を削減した、業務コストを削減した、納期遵守率が向上した・・・というさまざまな媒体を通じた情報伝達は皆さんもよく目にしたり聞いたりするのではないでしょうか。
そんなバラ色のツールなど存在するはずがありません。主体はそのツールをコントロールし意思決定する人であり、仕組みなのです。
従いまして、情報システム導入を目的としたプロジェクトはそれほどの成果はあがっていないのが実態と思います。
しかし今日、仕組みと現場力・意識の改革だけでは目標達成はできません。やはり情報システムという事業基盤や仕組みを支える「手段」も重要な要素であることは間違いありません。

情報システムを強化する手法は大きく2つあります。
1.現状の情報システムに新たな機能を追加して強化する
2.現状の情報システムを新たな機能に変更して強化する


また、いずれの場合も更に2つの手法があります。
1.手作りで強化する
2.汎用的なパッケージやツールで強化する


今日では、手作り型の手法は主流ではなくなりつつあります。毎回自前で作りこむよりは、多くの実績をを持つパッケージで対応しようというアプローチが主流となりつつあります。汎用的なパッケージは不具合が少なく安定性が高く、さらに標準機能に自社のモデルが合うか合わないかを評価し、合わない機能に関してはどう改良するかを明確化し改良すればよいため、標準機能への適合度が高ければそれだけ導入に要する期間は短縮されるからです。
この点は私がコンサルティング支援する上での基本的考え方と合致しています。どういうことかと言いますと、お客様のさまざまな組織・階層へヒアアリングをさせて頂くと、多くの場合において「我が社は特殊だから・・・」という意見を頂戴します。
わからなくもないのですが、製造業企業の基本は「創って、作って、売る」です。大変シンプルです。今日では、コモディティ品といえども多種多様な製品が創出されています。また加工技術も高度化・微細化しています。供給先・販売先も国内という枠は既に超えてグローバル化しています。経営戦略面でも、多角化戦略もあれば、ニッチ戦略もあります。企業間のアライアンスやパートナーシップも盛んです。サプライチェーンのモデルも垂直統合から水平連携にシフトしている業種も増えました。
つまり、どの企業も従来に比べると製品も生産技術も経営戦略も特殊化・多様化している」のです。一体、「我が社の特別・特殊性」はどこにあるのでしょうか?こう言っては失礼かも知れませんが、もう少し世の中の潮流を適切に把握しなければならないと言えます。

すみません。話しがかなり横道にそれてしまいました。戻します。汎用パッケージ適用が主流となっている情報システム強化への取組みです。
ユーザー部門は、新しい情報システムの運用に慣れるまでは大変です。画面、帳票は大きく変ってしまうし、ミスした場合のアラートもよくわかりません。助けを求めて連絡しても、連絡を受けた方もまだ慣れていないためレスポンスが悪くかなりの時間待たされることになりイライラしたり業務が停滞したりします。しかしこの過渡期を通過してしまえば安定運用に入ります。また稼働後に入社する新入社員の皆さんは入社した時から新システムですから違和感もありません。このような点から、ユーザー部門は、<span style="color:#66cc33">業務を支援する情報システムを利用するという点では従来と何ら変りはないと言えます。

しかし社内の情報システム部門は違います。大変なことが起こるのです。
従来手作り型のシステムを運用していた企業では、情報システム部門が当該システムの開発・保守を行ってきました。社内の要望をシステム化するという点で大変貴重な存在と見なされていました。
しかしその専門性ゆえに、情報技術に偏り過ぎてしまい、結果として最新の情報技術やプログラミング技術には長けているものの、社内の業務には疎く、ユーザー部門の要望は聞くけれども「業務をこうしたら良いですよ」というソリューション提案は出来ない場合がほとんどだったと言えます。
つまり、「あなた(業務部門)が(要求仕様を)決める人、私(情報システム部門)が(情報システムを)作る人」という構図になっていたわけです。
しかし、ユーザー部門の要望を実現できる安価で、しかもユーザー部門だけで導入/運用できる汎用パッケージがどんどん開発され普及してきた今日、自社の基幹システムを汎用パッケージで強化する方針が打ち立てられたとなると、この先情報システム部門は社内でどのような役割を担えばよいのでしょうか。
業務には疎いのです。またERPに代表される汎用パッケージはブラックボックスとなっている場合が多いため、自社で改良を行うことは困難です。新システムの導入企画から稼働前までは、ユーザー部門とパッケージベンダーとの橋渡しをするという役割があり、これがとても大変な作業なのですが、稼働後には社内の情報システムインフラの維持管理以外にほとんど仕事がなくなってしまいます。例えば情報システム部門にこれまで20人程度の要員がいたとして、新システム稼働後にどれだけの人数が必要だと思いますか?
開発しないのであれば数人で対応できるはずです。
社内でも比較的ブラックボックスとなっていた情報システム部門に安住してきた要員は「情報システム開発」という仕事のみで考えると大リストラとなる可能性が高くなります。

私は基幹システム再構築を伴う業務改革プロジェクトをご支援するケースが多いのですが、基幹システムを汎用パッケージに置換して強化するような場合は、必ず「情報システム部門の将来展望」について企画する作業を盛り込みます。
つまり、新システムが稼働してからどうしようか考えるのではなく、かなり手前の段階で新しい情報システム部門の役割や展開計画を練るのです。
このように手前の段階から情報システム部門の皆さんへの意識付けを行いながら検討することで、危機意識や当事者意識も醸成されます。
主に
1.情報システム部門に求められる新たな役割、機能、組織体系
2.情報システム部門要員に求められる新たな知識・技術とその育成方法

について検討します。

ちなみに、JUST(情報システムユーザー協会)が毎年実施している「企業IT動向調査」の2012年度版によりますと、
 -IT投資で解決したい中期的な課題
   1位:業務プロセスの省略化
   2位:迅速な業務把握、情報把握
   3位:IT開発・運用コストの削減

 -ビジネスプロセス変革がIT部門のミッションとなっている企業は全体の60%になっている
    (売上高1兆円超の企業では80%)


 -IT部門発のビジネスイノベーションを成功させる最大のポイント
   1位:経営部門とIT部門との意思疎通の緊密さ
   2位:社内各部門とIT部門との意思疎通の緊密さ
   3位:部門横断・全社最適での業務プロセスの理解

 -IT部門発のビジネスイノベーションを進めるための「十か条」
   ① 実態を把握し可視化する
   ② 意識を改革する
   ③ 定期的に会合を持ち意思疎通を図る
   ④ 専門組織や担当を配置し権限を付与する
   ⑤ レポートラインを確立する
   ⑥ 経営レベルでの検討の場を設ける
   ⑦ 組織と組織の連携を図る
   ⑧ プロジェクトを設置する
   ⑨ 上流・超上流から取り組む
   ⑩ 人材を育成する
となっています。

ユーザー部門からの要求に対してプログラムを開発するという役割から、相当に高度な経営レベルの役割にシフトしていると言えます。
これから基幹システムを汎用パッケージで強化する予定がある企業のシステム部門の皆さん、行動も意識も変える準備はできているでしょうか。
もちろん、ユーザー部門の皆さんも、冒頭で説明しました通り、余りにツールにこだわり過ぎて、仕組みの改革、意識の改革を怠らないように心掛けなければなりません。


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